「介護タクシーと福祉タクシー、うちはどっちを呼べばいいの?」——この記事は、その一点に答えるための実践ガイドです。
定義の解説から入る前に、大事な前提を1つ。どちらも法律上の正式名称ではなく、呼び方に厳密な線引きはありません。同じ事業所が両方の看板を使うこともあれば、地域によって呼び方の癖が違うこともあります。
だからこの記事では、「正しい定義」を暗記してもらうのではなく、3つの判断軸で自分に合う方を見極める方法をお伝えします。
- 介助の範囲:乗り降りの補助で足りるか、移乗や室内・院内の介助まで必要か
- 介護保険:保険(通院等乗降介助)を使いたいか、使えるか
- 向く場面:定期の通院か、家族と一緒の外出か
結論を先に言えば、「介助が厚く必要なら介護タクシー寄り、移動手段があれば足りるなら福祉タクシー寄り」が大づかみの目安です。「介護タクシー」「福祉タクシー」という言葉自体は、地域や事業所によって使われ方に幅があります。だからこそ、名前をあてにせず、この3つの軸で自分から確認しにいく姿勢が、遠回りに見えて一番確実です。
以下で、この目安の中身と、呼び方に頼らずに確認する聞き方を説明します。制度の全体像(3つの呼び方の整理)は柱記事に譲り、ここでは「二者択一で迷っている人」の視点に絞ります。

