介護タクシー選びで疲れてしまう方には、共通するパターンがあります。順番を決めずに、目についた事業所へ手当たり次第に電話してしまうことです。
「料金を聞いたら、まず住所を聞かれた」「車椅子の話をしたら、保険を使うのか聞かれた」——質問のたびに宿題が増えて、振り出しに戻る。この徒労は、確認の順番が前後しているために起こります。
介護タクシー選びには、判断が積み上がる自然な順番があります。
- 状態の整理(何が必要かを知る)
- 保険か自費かの判断(誰に相談するかが決まる)
- 営業エリアの確認(そもそも来てもらえる候補に絞る)
- 車両・介助条件の絞り込み(自分に合う候補に絞る)
- 相見積もり(2〜3件を同じ物差しで比べる)
- 初回利用での見極め(相性を確かめる)
- 定着とふり返り(長く頼める関係にする)
全部で1〜2週間かけるつもりの、ゆっくりした地図です(急ぎの場合の近道は各ステップに書きました)。
上の工程が済んでいれば、下の工程は短く済みます。逆に飛ばすと、あとで必ず戻ることになります。この記事では、各ステップで「何を決め、何を確認するか」だけに絞って、選び方の背骨を一本通します。細部はそれぞれの個別ガイドが受け持つので、まずこの記事で全体の地図を持ってください。

