介護保険で介護タクシー(通院等乗降介助)を使うには、ケアプランへの位置づけが前提になります。そしてケアプランを作り、調整するのは担当のケアマネジャーです。だから、保険利用の入口は必ずケアマネジャーになります。
「事業所に直接電話してはいけないの?」と思うかもしれません。電話すること自体は問題ありませんが、保険を使う場合、事業所は必ず「ケアマネジャーさんとの調整が必要です」と案内することになります。結局同じ場所に戻ってくるので、最初からケアマネジャーに相談するのが最短ルートなのです。
ケアマネジャーへの相談で気後れする必要はありません。移動の困りごとは、ケアマネジャーにとって日常的に扱う相談の1つです。制度に当てはまるかどうかを判断するのはケアマネジャーの仕事であって、利用者側が制度を勉強してから相談する必要はありません。
この記事では、相談の前に整理しておくこと、相談で伝えること、確認しておきたい論点、そして事業所選びをケアマネジャーとどう進めるかを、順番に説明します。相談相手との関係図は次のとおりです。
ケアマネジャーは、本人・家族と、事業所・保険者(市区町村)・病院の間に立つ「調整のハブ」です。この図を頭に置いておくと、誰に何を聞けばよいかが見えやすくなります。

